将棋について
四間飛車を指し初めて1ヶ月が経ちました。
急戦に対してはそれなりに指せるのですが、穴熊が苦手です。
藤井システムを指したのですが負けてしまいました。皆さんの穴熊対策は何ですか?
但し、ゴキゲン中飛車や速石田はなしです。
また、藤井システムを指しこなせるにはどの程度の棋力が必要ですか?
棋書は?
質問が多く恐縮ですが、回答お願いします。
|||
私は居飛車党で四間飛車は
40局に1局くらいしか指しませんが回答します。
棋力は将棋会館道場で五段、Yahoo!将棋では2100点くらいです。
四間飛車を指して、穴熊にされた時は相穴熊にします。
△5四銀型にします。
実戦的には玉が固い方が勝ちやすいです。
穴熊に対抗できるのはやはり穴熊です。
藤井九段もときどき相穴熊△5四銀型を指します。
藤井九段が四段時代に(当然藤井システムがない時代)
将棋世界の16ページ講座に初登場した時は、
相穴熊△5四銀型についてのみのマニアックな研究でした。
最近の若手では広瀬五段が良く指しています。
お勧めの棋書はややレベルが高いですが、
マイコミ将棋BOOKS とっておきの相穴熊
広瀬章人 遠藤正樹 毎日コミュニケーションズ
http://www.amazon.co.jp/dp/4839926220
東大将棋ブックス 四間飛車道場 第七巻 相穴熊
所司和晴 毎日コミュニケーションズ
http://www.amazon.co.jp/dp/4839908192
です。
>藤井システムを指しこなせるにはどの程度の棋力が必要ですか?
完全に指しこなしているのは、藤井九段と久保八段くらいでしょう。
アマチュアでは、アマ名人の清水上さんがよく指しています。
最低四段くらいは必要です。
対居飛車穴熊への居玉の藤井システム
に関しての棋書は
最強藤井システム 藤井猛 (日本将棋連盟)1999/7
居飛車穴熊撃破―必殺藤井システム 藤井猛 (日本将棋連盟)1997/8
東大将棋ブックス四間飛車道場 第十五巻 藤井システム破り
所司和晴 (MYCOM)2004/2
東大将棋ブックス 四間飛車道場 第十四巻 藤井システム封じ
所司和晴 (MYCOM)2003/12
東大将棋ブックス 四間飛車道場 第十三巻 藤井システム
所司和晴 (MYCOM)2003/10
最強居飛車穴熊マニュアル
佐藤康光 (日本将棋連盟)2003/1
パーフェクトシリーズ 康光流四間飛車破り 居飛車穴熊VS藤井システム
佐藤康光 (日本将棋連盟)1999/2
一部に取り上げられている本では
将棋定跡最先端 振り飛車編
所司和晴 (MYCOM)2006/3
島ノート 振り飛車編
島朗 (講談社) 2002/12
最新戦法の話
勝又清和(浅川書房) 2007/1
杉本昌隆の振り飛車破り
杉本昌隆(MYCOM)2007/2
最新戦法必勝ガイド これが若手プロの常識だ
村山慈明 (MYCOM)2006/11
アマの知らない最新定跡
村山慈明 (MYCOM) 2008/11
等かなりたくさんあります。
補足に対する追記:
失礼しました。将棋歴1ヶ月ではなくて
四間飛車歴1か月ですか。
最強居飛車穴熊マニュアルでは
△5四銀型は最後に数ページ触れてありますね。
個人的には結構難しいと思っています。
(居飛車を持ったときに指されて嫌な手順
を使います)
二段くらいとのことですので
最近藤井システムがプロ間では
使われなくなった理由と思う私の回答を追記します。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1219589817
ただし、質問者さんは携帯なので棋譜を閲覧できないので追記します。
先手:久保利明
後手:深浦康市
開始日時:2006/06/02
第54期王座戦本戦2回戦
▲7六歩 △3四歩 ▲6六歩 △8四歩 ▲1六歩
△6二銀 ▲6八飛 △4二玉▲7八銀 △3二玉
▲6七銀 △5四歩 ▲3八銀 △5二金右 ▲5八金左 △5三銀
▲4六歩 △3三角 ▲3六歩 △4四歩 ▲3七桂 △8五歩
▲7七角 △2二玉▲6五歩 △3二金 ▲1五歩 △4三金右
▲4七銀 △2四歩 ▲2六歩 △1二香▲2五歩 △1一玉
▲2四歩 △2二銀 ▲5六銀左 △2四角 ▲4五歩 △2三歩
▲3五歩 △同 歩 ▲6四歩 △3六歩 ▲6三歩成 △3七歩成
▲5三と △同 金▲6一飛成 △3一歩 ▲3四銀 △8六歩
▲同 歩 △6六歩 ▲同 龍 △7四桂▲6一龍 △5五歩
▲同 銀 △8六桂 ▲3三歩 △7八桂成 ▲8三歩 △同 飛
▲8四歩 △同 飛 ▲8五歩 △同 飛 ▲8六歩 △8二飛
▲4六銀上 △7七成桂▲同 桂 △3三桂 ▲3七銀 △5六歩
▲3五歩 △5七歩成 ▲同 金 △5二角▲6六龍 △3四角
▲同 歩 △5七角成 ▲同 龍 △4五桂 ▲4八龍 △5七銀
まで88手で後手の勝ち
この手順中44手目△3六歩が攻守です。
(▲同銀なら△6四歩▲4四歩△同銀▲6四飛の際に
△4六角が飛車桂両取りになります)
その後43手目▲6四歩のところで▲4八金上と指した実戦もありますが、
先手:久保利明
後手:佐藤康光
開始日時:2007/07/23 10:00
第20期竜王戦決勝トーナメント4回戦
▲4八金上 △3四金 ▲6四歩 △同 歩 ▲4四歩 △8六歩
▲同 歩 △4六歩 ▲3八銀 △3六歩 ▲4五桂 △4四銀
▲3三歩 △3一金▲6四飛 △5五歩 ▲6一飛成 △5六歩
▲6二歩 △4五金 ▲4二歩 △4七歩成▲同 銀 △3七歩成
▲同 金 △5七歩成 ▲4一歩成 △5八と ▲同 銀 △5七歩
▲3一と △5八歩成 ▲同 玉 △5七銀 ▲6七玉 △6六銀打
まで78手で後手の勝ち
また、43手目で▲1四歩と指した実戦もありますが、
先手 久保利明後手 谷川浩司
第66期順位戦A級05回戦
(文字数が足りなくて棋譜を載せられません)
98手で後手の勝ち
この3局の手順の41手目までは
将棋定跡最先端 振り飛車編
所司和晴 (MYCOM)2006/3
に詳しいです。
0 件のコメント:
コメントを投稿